チック症 (トゥレット症候群)とは。
チック症(トゥレット症候群)とは
私自身、”チック”という言葉をなんとなく聞いたことはありましたが、”トゥレット症候群”という病名はこうして直面し調べてみて初めて知りました。
チック症もまだまだ認知度は低いもののようですね。
少しでも多くの人に知ってもらい、少しでも苦しむ人が減ることを願います。
トゥレット症候群とはチック症の重度のものであり、精神神経疾患です。
原因は完全には解明しておらず完全な治療法も確立されていない難病。
精神神経疾患と書くと、心の病気と思う方も多いでしょう。
ですが、最近の研究によると大脳神経の発達障害が原因と考えられているようです。
心のバランスも影響してくるようですが、心のバランスが脳の影響によって乱れているのか、心のバランスが崩れているから症状が悪化しているのか。
考え始めると寝れない時があります。
現在、息子がトゥレット症候群と診断されてから約1ヵ月。
様々なネットの情報や本を読み漁っています。
tic
チック・・・突発的、反復性、非律動性、情動的な運動あるいは発生。
簡単に言うと、小さいお子さんでしきりに目をつぶる子やまばたき、咳払いをする子、見たことはありませんか?
多くのお子さんが小さい頃(4~6歳ごろ)そういったチックの症状が出るようです。
書いてあるものによって違いますが100人に5人とか10人に1~2人とか。
ですが、多くの場合は気付いたらなくなっていることと思います。
チック症はほとんどの場合が一過性のもののようです。
脳の発達過程の中で少しバランスが崩れているが、成長とともに健全に発達し、なくなっている。という感じでしょうか。
しかし、その中でも慢性化し長期にわたり症状が続き、チックも複雑化していった重度のものをトゥレット症候群と呼ばれます。
”チック”は病名でもあり症状の事でもあります。
チックの症状はまばたきや咳、首振り等様々なものがあります。
小さいころに”癖”とみられるような小さな一過性の軽度のものであれば気づかないうちに発症し治まっている事もあると思います。
それくらいなら。と思う方もいるかもしれません。
ですが、ひどくなってくると、ジャンプする、物を触る、首を振る、といった大きな動きや、音声チック(ん!や、あ!といった大きな声が出る)、汚言症、AD・HD(注意欠如・多動性障害)の併発、OCD(強迫性障害)の併発、学習障害の併発、鬱病と日常生活が困難になってくることもあります。
それら全てが本人の意思にかかわらず出てしまうのがチックなのです。
止めたくてもやめられない。
周りの人がそこを理解してあげれるかどうかで一番辛い本人はかなり違うと思う。